乾いた喉潤す甘い汁は
何で出来た物かもわからないさ
開いた目で見たのは夢じゃなくて
いっそ夢であったら良かったのに
君が笑うことができる世界になればね
きっと二人幸せだと信じてたのに
ねえ早く 差し伸べて
汚れた指先に不似合いなその手を
さあ早く その声を聴かせて
腹の奥底のドス黒い感情 ほら
「愛してる」
嘘でした。
揺らいだのは事実で 嘘じゃなくて
君の言葉全てが紛い物で
脆い過去を繋ぎ留めた思い出たちもね
きっとどこか綻んでは崩れていくよ
ねえ早く 終わらせて
悲劇と呼ぶのなら余りにも馬鹿らしい
さあ早く その手で幕を引いて
三文芝居にはそろそろ飽きたから ねえ
「愛してる」
冗談を。
「ありがとう」
こちらこそ。
君が笑うことができる世界がこれじゃあね
きっと二人幸せには届かないよね
ねえ早く 差し伸べて
汚れた指先に不似合いなその手を
さあ早く その声を聴かせて
腹の奥底のドス黒い感情
ねえ早く 終わらせて
悲劇と呼ぶのなら余りにも馬鹿らしい
さあ早く その手で幕を引いて
三文芝居にはそろそろ飽きたから ねえ
さようなら、ありがとう。
愛してる。
心から。