「メグちゃんも、あの子が嫌いだよね?
ならみんなで、あの子シカトしようか」
身勝手な好き嫌い、押し付けないで
嫌いなら、勝手に嫌っててよ
でも、一番嫌いなのは
何も出来ない…
あの子を無視して、何やってんだ僕は!
理不尽無視して、何やってんだ僕は!
また一つ、僕の声が変えられたかもしれない未来は潰えた
君の声は、確かに届いてたよ
無視したのは、僕だよ
身勝手な、僕なんだよ
「メグちゃんは、ママに付いて来るよね
新しいお父さん、紹介するね」
身勝手な都合を押し付けないで
あんた達で、勝手に消えて行って
でも一番嫌いなのは、嫌なのは…
何にも出来ない僕で
臆病な僕で
いつも諦める僕で
身勝手な僕
何やったって、意味無いんだって、無駄なんだって
分かってたって、そんな簡単に認めたくないよ!
この手が、この目が捉えた世界は
儚く消え去る綺麗事ばかり
また一つ、僕の声が掴みとったかもしれない景色は滲んだ
白とか黒とか、関係無いだろ?
何処かの飢餓とか、どうなっちゃったっていいだろ?
適当な綺麗事で繋がってる絆とか、見たくもないんだよ
この世界に生まれた理由とか
そんなの要らないんだよ
身勝手に、生きていくよ